スイングカムとは
スイングカムとは完全な平面の上に、真四角な回動体を載せそれを回転させるものです。 更に回動カム構造の泣き所である回転止めを『スライドブロック・スイングブロック』方式で対応し、確実なものとした機構です。 回転止めが確実となり下カム方式の設定も可能となりました。

ハーフマウントカムとは
2020年開発特許取得のハーフマウント方式は、完全な回転カム方式として開発しました。 特徴は以下です。
- ハーフマウント凸は耐摩耗性を向上させるため高力黄銅+GRにて製作し、無給油の対応が可能となりました。凹側は焼き入れ鋼材です。
このため耐圧荷重の大幅な向上が(30倍)可能となりました。 - ハーフマウントはシム設定等により簡単に調整が可能となりました。
- ハーフマウントのスライド面を大きく確保した部品としたことで、前後の芯出しが容易となり、組み付け時前後へのズレがなくなりました。
- 加工力はハーフマウント及び前方、後方のスイングダイプレートにて受けることになります。
- 加工カムは原則として上吊りカム方式となります。
- 強制セットとスプリング式リフトピン持ち上げのエアーシリンダーなし型構造の対応も可能としました。
- 従来の2工程による曲加工を連続1回曲げを可能としました。
- 回転軸芯は出来るだけ製品の中又は近くして軸芯から加工部対、吊りカム接触部後方を1:2以上の設計が望ましい。

スイングカム・ハーフマウントカム作動例動画

3D前底面

後方視

HOOD-1

HOOD-2

HOOD-3

DROP-SWING

DROP-SWING-3

DROP-SWING-4

DROP-SWING-2CAP

HOOD-5-JOINT1

HOOD-5-JOINT2

HOOD-OTR-5JOINT

SWING-BLOCK-2D_2015

SWING-ON-SWINGA-PILLER

SWING-ON-SWINGA-PILLERALL

SWING-ON-SWINGLUMP1

SWING-ON-SWINGLUMP2

突上スイング

シリンダー無しセット

ハーフマウント_FDRアーク